地下から吹き出す冷風を利用したもので、地下に深い穴を掘り周囲に石垣を積んだ蚕種の貯蔵施設です。
明治38年に星尾風穴合資会社が創業され営業を始めました。風穴内の摂氏温度は最低-4.4度、最高7.2〜7.8度で、蚕の種紙を保管する貯蔵所として各地から委託を受け全国的に注目され、養蚕の発展に貢献しました。
昭和に入り蚕種の貯蔵施設の役目を終えたあとは、地元青年団が経営する天然氷の貯蔵所として使われました。川に張った氷を保管し、病人などへ販売することで活動資金としていました。今なお冷風が地下から吹き出ています。(温泉から700m上流)